2017年05月12日
このたび、当社の箱崎地区熱供給センター第1プラント(東京都中央区)の熱源設備改修工事が、公益社団法人空気調和・衛生工学会の主催する表彰制度において、特別賞「リニューアル賞」を受賞しました。
本表彰制度は、建築設備を長期間にわたり健全に維持する運用管理技術並びに更新改修技術の発展と振興を図る目的として、特に優秀な業績に対して贈られるもので、今回が第5回になります。
箱崎地区熱供給センター第1プラントは、日本で初めて隅田川の河川水(再生可能エネルギー熱)を利用した高効率なヒートポンプ・蓄熱システムにより、1989年から当該地区において地域熱供給を行なってきました。
そのプラントも、供給開始より20年以上経過し、主要な熱源設備の更新が必要となったことから、下記のコンセプトで大規模な設備リニューアルを計画・実施し、再生可能エネルギー熱の更なる有効活用と熱製造効率の一層の向上を図りました。
1)熱供給システムの再構築による経済性、環境性、信頼性の向上
2)河川水利用に係わるシステム・制御の見直しによる再エネ熱の利用最適化
3)継続的なエネルギーマネジメントの実施
これらの取り組みが高く評価していただき、今回の受賞となったものです。
なお、箱崎地区熱供給センターは、一般財団法人 省エネルギーセンターの「平成28年度 省エネ大賞 経済産業大臣賞」(1/23既報)、経済産業省 関東経済産業局の「平成28年度エネルギー管理優良工場等関東経済産業局長表彰」(2/9既報)に続く、受賞となります。
【参照】空気調和・衛生工学会ホームページ