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「カーボンニュートラル大賞」を受賞(宇都宮市中央地区)

2014年06月20日

この度、一般社団法人建築設備技術者協会主催の「第2回カーボンニュートラル賞」において、「栃木県庁舎における低環境負荷建築の実現」(株式会社日本設計、宇都宮大学、東京都市サービス株式会社、他5社連名)が最優秀賞となる「カーボンニュートラル大賞」を受賞しました。

本表彰事業は、同協会が建築設備に関係する業績に対し、低炭素化の実現に向けた活動をカーボンニュートラル賞として表彰することを通して、更なる低炭素化へ向けた意識の浸透を図りカーボンニュートラル化社会の構築に寄与することを目的としています。

今回受賞した栃木県庁舎は、老朽化した庁舎の建て替えを行い、2008年1月に新庁舎が竣工し、その際に需要家蓄熱槽を設置しました。本蓄熱槽は、宇都宮市中央地区熱供給センターから供給している冷水および温水を夜間に蓄え、昼間に空調用の熱源として利用しています。

本件は、
①「ローテク」で「設備に頼らない」環境建築をつくるため、シミュレーション等で検証・検討を行いながら、自然換気や自然光といった自然の力を活用した“低炭素負荷建築”を実現している。
②庁舎側に蓄熱槽を設置し、変電所排熱を活用した熱供給センターからの熱供給を受けることにより、省エネルギーと電力負荷平準化を協同して実現している。
③竣工後も運用データに基づくコミッショニングとチューニングが実施され、高いCO2削減率を実現している。

という点が高く評価されました。



表彰状