2010年07月16日
「アイスバンク」を適用して改修した、川越第一生命ビルさまの氷蓄熱空調熱源設備が、平成22年6月15日、財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターより表彰を頂きました。
電力負荷の平準化とCO2削減への寄与およびその普及拡大に貢献できるシステムとして、建物所有者の第一生命保険(株)と熱源設備の所有者でかつエネルギー事業者である当社が共同で受賞しました。
表彰楯
今回のこの表彰は6件8社ありましたが、5件は熱源用機器メーカであり、システム表彰は本件のみでした。
このシステムの基本コンセプトは次の2点です。
1.省エネ・CO2削減と省コスト及び負荷平準化
2.運転の状態監視による適正運転の実施と継続
上記「1」を実現させるために、氷蓄熱による負荷平準化効果と省コスト効果および高効率非蓄熱ヒートポンプによるCO2の削減効果を効率的に引き出させるべく、氷蓄熱システムと非蓄熱システムを独自制御により時間帯別に組み合わせ運転をするようにしました。
⇒ 結果を改修前と比較してみました。(下図参照)
また、上記「2」については「アイスバンク」の遠隔監視サービスにより、従来の故障対応監視のみではなく、実際に稼動している熱源設備の状態を常時監視し、そのデーターを分析し適正運転の実現と継続を図っています。