地域熱供給サービス
冷熱や温熱を一箇所でまとめて製造し、地域導管を通して冷水・温水・蒸気を複数の建物へ供給するシステムです。
供給された熱は冷房・暖房・給湯に活用されます。
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脱炭素社会の実現に貢献
地域全体で効率的に熱を利用することで、個々の建物で熱源設備を設置する個別熱源方式に比べ、省エネルギー性に優れており、エネルギー使用量に伴うCO2排出量が抑制されることから、脱炭素化に大きく貢献します。
また、屋上設備が不要となるため、空いたスペースの緑化や多彩な建築デザインを可能にし、ヒートアイランド現象の抑制にも寄与します。省エネルギー・環境保全に貢献
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都市の防災性向上に貢献
災害時にはコージェネレーションシステムによる電力供給、蓄熱槽の水をコミュニティタンクとして緊急生活用水や消防用水に利用する等、災害に強い街を支えます。
災害時における蓄熱槽の活用(コミュニティタンク)
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緊急生活用水として
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消防用水として
街のレジリエンスを強化、安心・安全を提供
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東京都市サービスの熱供給
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国内トップレベルのエネルギー効率を実現
省エネルギー性に優れたヒートポンプシステムの採用と未利用エネルギーの活用、オペレータによる高度な運転技術により、国内トップレベルのエネルギー効率を実現しています。
省エネルギーの効果
(幕張新都心ハイテク・ビジネス地区)
国内トップレベルのエネルギー効率実現による脱炭素化
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未利用エネルギーの活用
東京都市サービスは6地区で、河川水、下水処理水、地下水、変電所排熱から熱を回収した未利用エネルギーを地域熱供給に活用しています。
未利用エネルギーを活用することで、熱を製造するのに必要なエネルギーを抑制することができ、省エネ化を実現、脱炭素化を推進しています。未利用エネルギーの活用による脱炭素化
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蓄熱槽の活用
東京都市サービスは18地区で蓄熱槽を採用しています。
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デマンドレスポンス
太陽光発電等の再生可能エネルギーの普及に伴い、天候の変化によって電力需給バランスが不安定となることから、電力需給を調整することが求められています。
蓄熱槽を活用することで、冷房・暖房に使用する熱を蓄えたり取り出したりすることが可能となり、電力の需給バランスを調整することに貢献しています。蓄熱槽を活用した
電力調整力東京ドーム約4個分の面積の太陽光発電設備に相当。仮想の発電所(VPP)が首都圏の中に!
DR(デマンドレスポンス):需要制御によって、電力需要パターンを変化させること
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国内最大級のコミュニティタンク
当社が保有する蓄熱槽の水を合計すると、災害時に30,000人×30日分の緊急生活用水として利用でき、火災時には消防車による消火活動に利用することができます。
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熱のCO2オフセットサービス
SERVICE
再生可能エネルギー由来のクレジットや証書を活用することにより、お客さまが熱の使用で発生するCO2排出量をカーボン・オフセットできる「熱のCO2オフセットサービス」を行っています。
サービス概要

地域熱供給等の運転管理サービス
(オペレーション&メンテナンス)
SERVICE
熱供給で培ったノウハウを活かし、環境性・経済性・安定供給に優れた品質の⾼い運転管理サービスを提供しています。
当社は、虎ノ門一・二丁目地区(虎ノ門ヒルズビジネスタワー、虎ノ門ヒルズステーションタワー他)、虎ノ門・麻布台地区(虎ノ門ヒルズ森JPタワー、麻布台レジデンス、ガーデンプラザ他)および日比谷地区(東京ミッドタウン日比谷他)において、熱供給設備の運転管理を行っています。また、大規模なデータセンターの電気・熱源・空調設備の運転管理を行っています。