2020年06月22日
当社と沖縄電力株式会社、大阪ガス株式会社の合弁会社である㈱リライアンスエナジー沖縄においては、これまでに2019年6月の「サンエー浦添西海岸 PARCO CITY」さま(既報)に続き、2020年4月には「沖縄科学技術大学院大学第4研究棟」さま、「サンエー西原シティ」さまへのエネルギーサービスを開始しています。
それらに続き、このたび施工を進めていた「社会医療法人友愛会 友愛医療センター」さま(2020年8月1日開院)へのエネルギーサービスを5月1日に開始しました。
友愛医療センターさまは、現病院(豊見城中央病院)が災害拠点病院、地域医療支援病院として、地域の中核的な医療機関として地元を支えていく役割を持つなか、これまでと同様の役割を持つ病院として同じ豊見城市内の与根地区に新築移転されました。
新病院は災害に強い病院として、地震対策、津波・高潮対策、台風対策の強化に加えて経済性、環境性 、将来拡張性などが求められ、このようなニーズに対して、2015年に沖縄電力株式会社と当社によって、エネルギーサービスプロバイダ(ESP※:Energy Service Provider)提案を行ったところ、それが採択されたものです。
当社は、今後も株式会社リライアンスエナジー沖縄と一体となり、安定した信頼あるエネルギーサービスを実現してまいります。
※ESP:省エネ診断、最適エネルギーシステムの提案、設計・施工、設備保有、電気やガスの調達、メンテナンス、運転管理、24時間365日の遠隔監視による緊急時対応など、エネルギー供給に関する一切の業務を行うサービス。
【友愛医療センターさまのエネルギーサービス設備の主な特徴】
○災害時にも電力を安定供給
・特別高圧電力2回線受電(異なる変電所から本線、予備電源線を受電)による供給信頼性確保
・ピーク電力の60%を確保する防災兼用非常用発電機(1,250kVA×2台)と、これらを72時間運転可能とするA重油タンクの設置
・非常用発電機から商用電源への復電時の無停電切替
・将来増築時の特別高圧回路確保
○効率的な冷水・温水の供給
・もぐり堰型蓄熱槽(1,700㎥)による平時の高効率運用と災害時のコミュニティタンク利用
・蓄熱槽水没時、蓄熱用ターボの直送系切替による供給力確保
・ガス焚冷温水機の採用によるユーティリティの多元化
・蒸気/水プレート熱交換器採用による貯湯槽レス給湯採用
・供給ポンプINVの末端圧制御による供給動力削減
・インバータスクリューチラーによる熱回収採用
社会医療法人友愛会 友愛医療センターHP https://ymc.yuuai.or.jp/newhospital/
株式会社リライアンスエナジー沖縄HP http://reoc.co.jp/
【設備概要】
【友愛医療センター概要】
建物名称:社会医療法人友愛会 友愛医療センター
所 在 地:沖縄県豊見城市字与根西原50-5
敷地面積:約79,399㎡
延床面積:約47,934㎡ 鉄筋コンクリート造(免震構造) 地上8階
空調方式:セントラル方式+個別空調
【友愛医療センター外観】
【非常用発電機】 【機械室】