SUSTAINABILITY
事業づくりの取り組み

地域熱供給サービスは、一箇所でまとめて製造した熱を複数の建物や施設に対して効率的に供給するシステムで、エネルギー効率が高く、温室効果ガスの排出を抑えることができるサステナブルな事業です。当社では、外気温との温度差がある河川水や地下水、下水処理水などから熱を回収し、未利用エネルギーとして活用することで、サステナブルに貢献しています。高効率なボイラーや熱交換器の使用、断熱材の適切な設置などにより、エネルギーのロスを最小限に抑えたエネルギー効率の向上を絶え間なく行っています。
~複数のプラントで国内初の未利用エネルギー活用により
省エネを実現しています~
未利用エネルギー活用地域熱供給を約30年以上前から実施
箱崎地区(河川水熱)幕張新都心ハイテク・ビジネス地区(下水処理水熱)高崎市中央・城址地区(地下水熱)新川地区,宇都宮市中央地区(変電所排熱)横浜市北仲通南地区(下水再生水熱)
地域熱供給における
未利用エネルギー活用の変遷
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1989年
日本初の「河川水熱」箱崎に導入
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箱崎河川水熱
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高崎地下水熱
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幕張下水処理水熱
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新川変電所排熱
先駆けとして、日本初の未利用エネルギー導入
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1993年
全国の熱供給施設に導入
東京都市サービスの先駆け的取り組みにより
全国へ導入が拡がる- 河川水・海水熱 8箇所
- 地下水熱 3箇所
- 下水・中水熱 8箇所
- 変電所排熱 5箇所
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2020年
19番目の地区が供給開始
2020年より
下水再生水熱の供給を開始
~国内初の河川水熱利用の箱崎地区は「省エネ大賞(経済産業大臣賞)」を受賞~

箱崎地区(河川水熱利用)
- 隅田川の干満による流れの変化での熱のショートサーキット防止のため放水口を2箇所設置
- 河川水取⽔による異物混⼊の閉塞対策や塩分による腐⾷対策としてオートストレーナ、ボール洗浄装置、熱源機伝熱管にチタン製チューブを使用
<地区概要>
・供給開始:1989年4月
・供給延床面積:約28万㎡ ・お客さま軒数:10軒
・主なお客さま:オフィスビル 住宅等
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オートストレーナ
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ボール洗浄装置
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熱源機伝熱管
蒸発器・冷却水凝縮器はチタン
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河川水利用ヒートポンプ
2016年度省エネ大賞
省エネ事例部門
「経済産業大臣賞」(業務分野)受賞
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~都内を中心に19地域の熱供給プラントで環境保全に取り組んでいます~
蓄熱式ヒートポンプシステムをベースに未利用エネルギーやビルの冷房排熱等を
活用したシステムを採用するなど、都内を中心に19地域で事業運営を行っております。
豊富な実績と蓄積された技術を活かし、省エネルギー性の高い国内トップレベルのプラント効率を維持、運営しています。
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国内トップレベルの効率を誇る熱供給の実現!
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供給エリア
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未利用エネルギーの活用
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熱のCO2オフセットサービス
当社の地域熱供給は、高効率ヒートポンプや河川水熱・下水処理水熱・変電所排熱などの再生可能エネルギー熱を利用することなどにより、省エネルギー・省CO2の実現に取り組んでおります。
さらに、熱を供給する建物ごとにCO2排出量を算出し、再生可能エネルギー由来のJクレジットやグリーン熱証書を活用することにより、カーボン・オフセットを実施できるよう「熱のCO2オフセットサービス」の提供をしています。サービス概要